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複葉のラプター

白亜前期に生息した恐竜の中に、「ちっちゃいドロボウ」ことミクロラプトル(micro raptor)という恐竜がいます。
恐竜の中には羽毛恐竜と言う、体に鳥のような羽毛を持つ種類のものがいるのですが、この羽毛恐竜の中には翼を得て飛行能力や滑空能力を得たものもいるといわれています。

ミクロラプトルもそんな翼を得た羽毛恐竜の仲間なのですが、この恐竜の特徴的な所は、翼が前足と後足に付いており、計四枚の翼をもっていたということです。

nikki1.jpg
(※上記の戦闘機は大きさ比較ではありません。あしからず。)
そんな四枚の翼をもっていたミクロラプたんですが、今までは前足と後足を前後に大きく広げて、ガニ股のような格好で空を飛んでいる(滑空している)と考えられていました。(↑こんなん)
飛行機で行ったら単葉機スタイルですね。前足の翼が主翼、後足の翼が平行尾翼といった感じでしょうか。

しかし最近の研究では、「ミクロラプトルにこんなガニ股の姿勢はどうも無理っぽいぞ?」と言われているそうです!
そのため最近では、前足と後足を前後ではなく、上下に平行に重ねて空を飛んでいたのではないかという説が有力になってきています!
つまりこういうことだってばよ!
f03b5b92.jpg
 

飛行機で言うと複葉機スタイルですね。
複葉機は単葉機と違い、二枚の翼が重なっているため、面積に対して翼の幅が少なくて済み、。旋回性に優れています。
また何といっても、単葉機のようにスピードが出ない分、複葉機は低速でも十分な揚力を確保でき、安定した飛行ができるのです!
ミクロラプトルは主に樹上で生活をしていたのではないかと言われています。この旋回性&安定性のよい翼は、枝やら木やらた密集した森の中を飛ぶのに適していた翼だったのではないでしょうか。

飛行機が複葉機から単葉機に変化したように、鳥たちも複葉式から単葉式に進化してたんですね。
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日本史と鳥と恐竜が好き。あと戦闘機。