ガルーダってなんのこっちゃと思ってたら迦楼羅(カルラ)のことだったんですね。
ガルーダは半人半鳥の姿をし神通力を駆使するインドの霊鳥だそうです。そのガルーダが仏教に取り入れられた姿が、八部衆の迦楼羅のようです。
ガルーダは霊鳥、カルラは仏教を守る存在ですが、どちらも人の体に鳥の頭部など、人と鳥が入り混じった姿をして描かれることが多いようですね。阿修羅像で有名な興福寺のカルラ像もなかなかファンキーなお顔をしておられます。
また、カルラが日本に伝わって天狗の原型になったという説もあるようです。天狗の成立は中世と言われています。
ただ、天狗という存在自体は仏教が伝わる以前からあったようで、日本書紀にも天狗という記述があります。(なんか狐っぽい姿)
その天狗という既存の存在に、ガルーダやカルラの半人半鳥のイメージ、また当時盛んだった山岳信仰の修験者の姿が結びついて、いわゆる烏天狗の姿になったのではないかと思います。
赤い顔に高い鼻というイメージの天狗は割と最近のものなので、多分最初は烏天狗のようなものとして描かれていたんじゃないかと思います。中世の絵とか見てもほとんどが烏天狗の姿で描かれてるし。
ただ、ガルーダやカルラと違うのは、この二つは神聖なものなのに対して、日本に入って天狗になった後は、邪悪なイメージを持ったということです。
太平記で滅びゆく北条高時の前に現れた化け物どもも天狗と言われています。この天狗は高時に対して「天王寺の妖霊星を見ばや」と、天下が乱れるであろうことを予言しています。
また亡者=天狗というイメージもあるようで、足利に殺された護良親王とその他複数(名前忘れた)が、天狗になって足利への復讐を密談している姿を某僧が目撃したという話もあるようです(出典わすれたけどたぶん太平記とかと同じ時代だと思いたい)。
あとはまあ天狗には英雄的な一面もあるようですね。天狗に教えを受けた牛若丸とか。江戸以降のキャラクターとしての天狗とか。
高尾山とか天狗が信仰の対象になってるのは山岳信仰と結びついたんだと思います。
あの(一部の間で)話題になった「週刊マンガ日本史」シリーズですが、間もなく最終刊を迎えるようですが、なんとその後新たに「新週刊マンガ日本史」を刊行するようです→publications.asahi.com/manga2/
ええと、公式サイトを見た感想をとりあえず。
ヤマトタケルという一人物は存在しません。
(正確には中央の地方征伐の中で生まれた戦いや英雄、様々な逸話を、ヤマトタケルという一人の人物にまとめてしまったというのが定説。)
いやまあそれは別にいいか。それ言ったら聖徳太子だって卑弥呼だって存在が危ういですもんねもんね。きっと後半の解説で説明してくれてますよね河合センセイ。
うんうん。しかしなんとも豪華キャストですね。絵が超キレイだし有名作家さんも多数起用してるようですし。絵で買わせる気満々マンですね。でも絵がきれいだといいですよね。楽しいし。ええ、ええ。楠さんがテライケメソになってて私はうれしいですよ。
あとこれって読者が選んだ50人なんですね。ああ、じゃあそれなりの知名度ないとマンガになれないんですねえ。いや、別ににったこたろうくんを期待していたわけじゃあないんですよ。うん。別に泣いたりしてませんからだいじょうぶです。
だいたいね。読者アンケートだけで決めたらたぶん戦国幕末オンリーになると思いますよ。うん。南北朝が入ってるだけ素晴らしいと思いますよ。いやだから泣いてませんって。
さーて東京の空を飛んでくるか!一人で!!